Rauber Kopsch Band2. Abb-579   

[図579]交感神経における線維の走行を示す模型図(A. Köllikerより)

PG 末梢の神経節;Gs交感神経幹の神経節;PK ファーテル層板小体;Rca(白)交通枝;Rcgr (灰白)交通枝;St交感神経幹の幹;g神経節からの線維Ganglienfasernで,交通枝のなかをすすんで,脊髄神経の後枝をへて立毛筋に達するもの;g1神経節からの線維で,交感神経幹の中をさらに走ってゆくもの;g2神経節からの線維で,その起りをなす神経細胞は線維m5の1側枝によって支配されている;g3神経節からの線維で,その起りをなす細胞は交感神経幹の中を下行する脊髄神経の線維m6によって支配され,末梢の神経節のさらに向うで終わっている;g4神経節からの線維で,これは末梢の神経節で起り,それより末梢の方で終わっている;m1脊髄性の運動線維,これは脊髄神経節そのもののなかで終る;m2脊髄性の運動線維,これは交感神経幹の中をさらに進む;m3脊髄性の運動線維,これは[交感]幹神経節の白交通枝Ramus communicans albusから来て,幹神経節と末梢の神経節を通過して,さらに進みいっそう小さい神経節で終る;m4脊髄性の運動線維,これは交感神経幹の中を下行し,[交感]幹神経節を通過して,末梢の神経節で終る;m5脊髄性の運動線維,これは交感神経幹のなかを下行し,幹神経節の中で1本の側枝をだし,この側枝は1個の細胞のまわりに終る;m6脊髄性の運動線維,これは交感神経幹の中を下行し,幹神経節の中で終わっている;m7脊髄性の運動線維,これは交感神経幹の中を下行し,末梢の神経節を通過してさらに進み,いっそう小さい神経節で終わっている;s 知覚性の脳脊髄神経線維,これは両神経節(脊髄神経節と[交感]幹神経節)より末梢で1個のファーテル層板小体PKのなかで終る(ここで始まるという方がよい);s1 知覚性の脳脊髄神経線維,これは交感神経幹の中をさらに進む.--点線=知覚性の脳脊髄神経線維.神経節のなかを通過する黒い線=脳脊髄神経の1次運動線維(節前線維Langley).赤い星印と赤い線=交感神経の2次ニューロンとその神経突起(節後線維Langley).

最終更新日12/04/13

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