Rauber Kopsch Band2. 260   

[図335]男の会陰,骨盤出口の筋III(9/10)

3. 浅会陰横筋M. transversus perinei superficialis(図333, 335)

 小さな筋で,前者の後方で坐骨から起り,横走して他側の同名筋に向かってすすみ,これと結合している.

 起始と停止がいろんなぐあいになっていることがあって,そのために多くの変異がみられる.起始は浅会陰筋膜,閉鎖筋膜,外骨盤隔膜筋膜に続いていることがあり,また停止束は球海綿体筋および外肛門括約筋に達していることがある.

4. 深会陰横筋 M. transversus perinei profundus(図262, 266, 335)

 この筋は内と外の尿生殖隔膜筋膜のあいだにある.これら内外の筋膜はこの筋の前方と後方で合同しており,そしてこの筋および次に述べる筋といっしょに尿生殖隔膜Diaphragma urogenitaleをなしている.尿生殖隔膜は結合組織と筋からなる四角形の板であって,骨盤出口の前部において横の方向に張られている.

S.260   

最終更新日12/04/13

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